イラク人一家4人殺害容疑、元米兵の裁判始まる
 【ワシントン=五十嵐文】米ノースカロライナ州の連邦裁判所は3日、バグダッド南部マフムディーヤでイラク市民一家4人を殺害、うち女性1人を暴行した疑いで、元イラク駐留米兵スティーブン・グリーン被告(21)に対する裁判を開始した。

 連邦捜査局FBI)の調べなどによると、グリーン被告は今年3月、ほかの米陸軍所属の3兵士と共に、以前から目をつけていた若いイラク人女性を暴行するため、5歳の子供を含む女性の家族3人をまず射殺。女性も暴行した後に射殺し、犯行を隠すために遺体に可燃性の液体をかけて焼いた疑いがもたれている。

 米兵がイラク市民を殺害している問題は、イラク政府が強く改善を求めており、ブッシュ大統領も徹底調査を命じている。今回の裁判は、最近では5件目になる。

 グリーン被告は6月30日、ノースカロライナ州内で逮捕された。グリーン被告はすでに除隊しているため、軍事裁判ではなく連邦裁判所での手続きとなった。

(2006年7月4日23時15分 読売新聞)

 情報がすぐに世界を駆け巡る現代でもこうなんだから、日本がアメリカに占領された直後もきっと似たような事件はいっぱいあったんでしょうね。GHQの統制化だから記録は残ってないけど。

 自爆テロ多発のイラクにいる米兵は、気持ち的には戦国時代の日本の雑兵のように生死が表裏一体の世界にすんでる訳だから、もう獣なんでしょうね。ただ狡猾な獣ですけど。

 Gameの世界のように世界が善と悪にかっちり分かれてれば楽なんだけど、実際は私の心に善と悪があるように、そんなに単純なものではないですからねぇ。ドーハでイラクの美しいサッカーを(TVですけど)目撃したものとしては、早く本当の平和がイラクに訪れて欲しいと願います。私の善の心はね。悪のココロが考えてることは内緒です。