自民大勝

 自公民で3分の2の議席を確保。この趨勢が判明しだしたあたりから「改憲のチャンスを与えるような絶対多数は良くない」という趣旨の発言が、あたかも3分の2の議員が賛成すればすぐ改憲できるような言い方でメディアをにぎわす。
 いい加減にしろと。
 メディアや議員は結局、国民を馬鹿にしてるんですよ。憲法改正の手順は
①3分の2以上の衆議院議員の賛成により発議
国民投票により、投票の過半数の賛成が必要

 という手順がいるのですよ。もしこの手続きを経た上での改憲なら、国民が望むってことでしょう。あたかも、改憲論者に改憲のチャンスを与えると、馬鹿な国民騙されて、改憲論者に都合のいいような憲法ができちゃうって考えが透けて見えますよ。もし、そういう「馬鹿」な国民ばかりならそれはまともに情報と提供できないメディアの罪でしょうに。
 現在の選挙が人気投票みたいにムードに流されるような結果ばかりになってるのは、「誰に投票しても実際は大きな違いはない」だからでしょうに。
 私自身は「重要法案は全部国民投票で決めろ」っていうのが基本的な考え方なので、現在のメディアの国民投票をないがしろ(というか国民を愚民扱い)にするような言説は許せないです。国民投票を や ら せ ろ よ。

 ・・・はてなの「国民投票」のリンクからあるBlogの書き込みを拾ってきました。

 
そして法案だけじゃなく、憲法改正も3分の2の賛成があればいいのだから、護憲を訴えている党の議席の少なさを考えると、通ってしまう可能性が極めて高い。そうなると憲法9条はどうなるのだろう。一応国民投票で民意を聞いてはくれるだろうけど、「なんかわからないから○しちゃえ」みたいな人が多くて憲法が変わってしまうのだけはやめて欲しい。

 う〜ん、結局一般市民にもこういう考え方が多いのかなぁ。